2012年07月07日

怪談降臨にて

 先週、琉球怪談ナイトin Bookish開催後、声をかけていただき
昨日の怪談降臨 第拾弐夜に 怖い本を2冊紹介させていただきました。
お店の紹介までしていただきありがとうございました!


 こそーっと見てはいたのですが、恥ずかしくて(*^^*) 
だって杉子さんが、読んでくれるんですよ~紹介文!
午前中でポッドキャストにもアップされたということで、
ここで、改めて本のご紹介です。
怪談降臨にて 『居心地の悪い部屋』 岸本佐知子:編訳
 編訳者である岸本さんはあとがきで言う。「うっすらと不安になる小説が好きだった。」
「子供のころから繰り返し見る電車の夢の感触に近いかもしれない。」
この短編集はそんな話が12話集まった本である。10ページに満たない話から30ページ近くの話。
それぞれの話の長さはもちろん、異様さも様々である。
ページを開けたとたん後ろで鍵がかかったかのように、どんなに怖くて不安でも、
読むのを止めるタイミングを取る事は不可能である。
涼しくなるというよりは、クーラーの中にいてもじっとり脂汗をかいてしまうかもしれない
そんな本である。

『恐怖コレクション』 阿刀田高:著 怪談降臨にて
 日本の「奇妙な話」の短編作家の第一人者といえば、阿刀田高さんがあげられる
のでは ないだろうか?  そんな著者が自分なりの恐怖を集めたエッセイが
この作品である。
 それは、実体験あり、SFっぽいのあり、自身が影響を受けた作品案内、
そしてもちろん、怪談もある。恐怖の種類をあげると、こんなにもあるのかと
思うくらい多岐にわたっている。
 引用作品も充実していて新たな恐怖へと誘われ、阿刀田作品を
未読な人にとっては入門ともなる1冊である。そのくらい小説に引けを
取らない恐怖であふれているエッセイである。
 





この2冊はもちろんBookish所蔵です!
他にも阿刀田高さんの本は10冊ほど、他の作家さんの怖い本等
いろいろございます。 ゆうれい
来週までクーラーが直らなさそうなブッキッシュ・・・^^;
これらを読んで涼んでくださいませ。

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Posted by Bookish at 15:20│Comments(0)その他
 
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