2012年11月20日

ひめゆりの少女たち

小学校4,5年だっただろうか?初めて、慰霊祭に祖母や叔母たちと出かけた。
学校で“慰霊の日”は教えられていて、沖縄で祖母たちが若い頃、大きな戦争があったらしい・・・事は知っていたのだけど。


平和記念資料館にも連れて行ってもらい、中で様々な記録を見た。衝撃だった(んだはず)。
後日、図書館で見つけたのが この本「ひめゆりの少女たち」ひめゆりの少女たち
ひと時何を思ったか 借りては返し、借りては返しを夏になると繰り返していた記憶がある。



子どもの時に受けた衝撃が、本と結びついた時・・・
それは大人になっても、なにかしらその衝撃がずーっと頭のどこかに残っているものなのかもしれない。
「壁1000の記憶」「6月の空」朗読会
これらの開催、それに関する資料への関心。

全ての元は、そのはじめての慰霊祭、平和記念資料館、そしてこの本だったのだと思う。


この本は数年前に、ちはや書房さんで見つけ(それもこの新しい表紙ではなく、私が見ていた頃の!)
自宅の本棚に並んでいる。


そして、最近手に取ったのがひめゆりの少女たち
親しくさせていただいてるフォレストの諸見さんに
紹介していただいた本。電子書籍化もされています。(声をかけていただければ、取り寄せもします。)

ひめゆりだけじゃない。9つの女学校の女学生達の青春を奪った記録・・・。
戦前・戦中、そして戦後の彼女達。感想を簡単に述べれるものではない。
でも、語り継いでいかなくちゃいけないし。自分の出来る範囲で戦争反対はやっぱり表明しなきゃいけない。
そういう意味でも、大切な1冊だと思う。
現在、ひめゆり資料館ではそんな彼女達の収容後の様子が展示されています。
http://www.himeyuri.or.jp/top.html
子供たちに怖いのを見せないのではなく、そういうことにならないよう、
教えるのも大事ではないでしょうか?


映画「ひまわり」、オスプレイ、ガザの空爆・・・。“戦争”に結びつく事柄の多い今日この頃。
日常と思わないように、子どもの頃の衝撃を忘れないように、自分への自戒も込めて。

同じカテゴリー(あすかわく)の記事
東京本歩き
東京本歩き(2014-05-06 19:32)

久しぶりに。
久しぶりに。(2013-07-12 15:52)

寒いですね・・・
寒いですね・・・(2013-01-17 16:37)

世界の夢の本屋さん
世界の夢の本屋さん(2012-11-08 18:43)

CAT ART
CAT ART(2012-11-01 20:04)

なんとなく徒然と
なんとなく徒然と(2012-11-01 14:40)

Posted by Bookish at 20:12│Comments(0)あすかわく
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。